ソファー用防水スプレー・撥水スプレーおすすめ11選｜汚れ防止【布ソファーにも】

リビングルームで毎日座るソファーには、食べ物や飲み物、皮脂などさまざまな汚れが付着します。しかし、ソファーは洋服のように毎日簡単に洗濯ができるものではないため、できれば汚れをつきにくくしたいものです。

ソファーをキレイな状態に保つためにおすすめのアイテムが防水スプレー・撥水スプレーです。防水スプレーは撥水効果だけではなく防汚効果もあるため、布ソファーにあらかじめスプレーしてコーティングしておけば水分が付着しても弾き飛ばし、汚れ防止も期待できます。

そこで今回は、ソファー向けの防水スプレーのメリットや選び方、おすすめ商品11選を紹介します。ソファーの汚れが気になっている方は、この記事を参考にぜひソファー用防水スプレーを検討してください。

ソファーに防水スプレーをかけておくと、どのようなメリットがあるのでしょうか。普段ソファーを使っているときに発生しがちな、以下のような問題に効果が期待できます。

ソファーに座って食べたり飲んだりする場合は多いものです。その際、食べ物や飲み物をこぼしてしまった経験を持つ方も多いのではないでしょうか。また、皮脂汚れや汗もソファーの汚れの原因になってしまいます。

ソファーに防水スプレーをかけておけば、そのようなさまざまな汚れを弾いて守ってくれます。ソファー購入直後に防水スプレーを使用するのが最も効果的です。

上記のように、防水スプレーをかけておけばソファーを汚れから守りやすくなります。汚れが付着しても落としやすくなるのでメンテナンスもしやすくなり、結果的にソファーの寿命も延ばせるのです。

できるだけ長い間ソファーを使用したいのであれば、購入してからすぐに防水スプレーをかけ、その後も定期的に防水スプレーを使ってメンテナンスをしましょう。

シリコン樹脂を主原料としたシリコン系防水スプレーは、スプレーした箇所にシリコンの膜を張るタイプのスプレーです。

即効性と撥水性が高いですが、ソファー全体にスプレーするとシリコンの膜で全体が覆われて通気性が悪くなってしまうため、布製のソファーには向いていません。通気性が多少悪くても素材的に問題がないビニール素材のソファーにおすすめです。

フッ素系防水スプレーは最もポピュラーなタイプの防水スプレーで、繊維に膜を張るタイプです。シリコン系のように全体を覆わないので通気性が保たれるのが特徴で、ファブリック製はもちろん革製のソファーにも使用できます。

ただし、シリコン系と比較すると価格が高めで、撥水効果の持続時間もシリコン系より低い点がデメリットです。

革製のソファーには基本的にフッ素系防水スプレーが使用できますが、場合によっては革を傷めてしまう場合があります。そんな場合に使いたいのが、革用の専用防水スプレーです。

革用防水スプレーは撥水効果のほかに革に栄養補給ができるタイプもあるので、革製ソファーのメンテナンスに適しています。革製ソファーをより長くキレイな状態で使いたいのであれば、革用防水スプレーの使用がおすすめです。

防水スプレーで最も一般的なタイプが、スプレータイプです。ガスを使用したスプレー缶なら細かい粒子を噴射できるので、ムラなく広い範囲へ一度に噴射できます。

ラインナップも数多く揃っているため、サイズ展開も多く好みのサイズを選びやすいのもポイントです。大きめのソファーを使っている、または手間をかけずに一度にスプレーしたい方に適したタイプです。

ハンディタイプは、ガスを使用しないスプレータイプの防水スプレーです。ガス不使用なので安全性が高く、ノズルを引くだけで簡単にスプレーできます。プラスチック製ボトルに入っているため、スプレー缶よりも捨てる手間が少ないのも魅力です。

スプレータイプと比較すると噴射範囲が狭く、液だれする場合があるのがデメリットです。小さめのソファーにマメにスプレーするなら、このサイズでも問題ありません。

直接塗るタイプの防水剤も販売されています。スプレーのように余計な場所にまで防水スプレーを吹き付ける心配がなく、赤ちゃんやペットがいるご家庭でも安心して使用可能です。

ただし、一度に塗れる範囲が非常に狭く、大きいソファーに塗るにはかなりの手間がかかるため、ピンポイントで防水剤を塗りたいときに適しています。

一度スプレーしてから撥水効果がなくなるまでの時間を示す「持続時間」は、スプレーを使う頻度や手間に関わる要素なので必ずチェックしましょう。長いものでは2～4ヶ月間撥水効果が持続しますが、ソファーの使用頻度によっても変動します。

また、撥水効果が長い防水スプレーは、スプレー後に完全に乾かすまで時間がかかるものが多いので注意しましょう。

100mlまでの少量タイプの防水スプレーはコンパクトなので、持ち運んで使う場合が多い方に適したサイズです。家の中のソファーに使うだけではなく、バッグや靴などに外出先でスプレーする防水スプレーとして携帯して使用したい場合におすすめです。内容量が少ないため、頻繁に使う方や大きなソファーへのスプレーには向いていません。

100～300mlのサイズはソファーに一度スプレーすれば使い切れる内容量なので、一度で全部使い切りたい場合に最適です。使い残した防水スプレーを保管しておきたくない場合にも適しています。

また、このサイズは女性でも持ちやすいため、大きすぎずスプレーしやすいメリットもあります。比較的小さめサイズのスプレーも多いので、外への持ち運びも可能です。

「大きなソファーに防水スプレーをかけたい」「複数のソファーにスプレーしたい」といった場合に適しているのが、300～500mlの大容量サイズです。少量のスプレーを複数本使うよりもコスパが良く、1本でたくさんスプレーできます。

同じ製品でも大容量の方がコスパがいいので、コスパを重視しているのであれば300ml以上の大容量タイプが最適です。

防水スプレー選びで重視したいポイントの1つが速乾性です。防水スプレーは完全に乾かすまで撥水効果が得られません。また、ソファーの場合は乾くまで使用できないため、スプレーをしてから乾くまでにどの程度の時間がかかるかは確認しておきたいところです。

1分程度で乾く速乾性の高い防水スプレーもありますが、撥水効果の持続時間が長いものでは乾かすまで24時間かかるものもあります。

防水スプレーを使うだけでもある程度のソファー汚れ防止効果が得られますが、しっかりと汚れ防止をしたいのであれば、「汚れ防止効果」が入った防水スプレーがおすすめです。

撥水効果とともに汚れ防止効果も得られる、1本2役の便利なアイテムです。防水スプレーでは防ぎきれない油汚れも、汚れ防止効果があれば防いでくれます。

赤ちゃんやペットがいるご家庭で使用する場合は、特に安全性にも重視しましょう。思わぬ事故につながらないよう、成分を確認して人体に無害かどうかを確認したり、スプレータイプではなく塗るタイプを使ったりするのをおすすめします。

ニトリにもソファー用防水スプレーの取り扱いがあります。汚れ防止スプレー「プロテクターPLUS」は使用の前に吹き付け、汚れ・シミが付かないようにするタイプです。分量の目安としては1本分で3人掛けソファに対応します。なお1回の散布につき、効果の持続期間は約6ヶ月です。

防水スプレーは「風通しのいい場所で使用する」のが基本です。防水スプレーを吸い込むと肺の炎症や呼吸困難を引き起こす危険があり、室内での防水スプレー使用による事故も増えています。衣類やバッグなどは外へ持ち出せますが、ソファーはその場でスプレーが必要です。

そのため、ソファーに防水スプレーを使用する際は必ず窓を開けて換気をしながらスプレーしましょう。また「周囲に子どもやペットがいないときにスプレーする」「吸い込み防止のためにマスクを着用してスプレーする」これらを心がけてください。

防水スプレーを効果的に使うには、以下の手順で行ってください。

1. ソファー表面のゴミやホコリを取り除く
2. ソファー全体がしっとりする程度に防水スプレーを吹きかける
3. よく乾燥させる

ゴミやホコリがついたままでスプレーすると、ソファーを傷つける場合があります。また、スプレーのしすぎはシミの原因になる可能性があるため、しっとりする程度で留めるのがポイントです。

毎日使うソファーは汚れが気になるものですが、頻繁には洗えません。ソファーに付いてしまった汚れが気になる、または汚れが付くのが心配な場合は、あらかじめカバーリングソファーを使うのも1つの方法です。

カバーリングソファーはカバーを外して洗えるため、汚れが付いた際にすぐ洗濯してキレイな状態にできます。清潔な状態でソファーを使いたいときにもおすすめのアイテムです。

なるべくソファーをキレイな状態で使いたい場合には防水スプレーもいいですが、ソファーカバーもおすすめです。ソファーカバーは日頃のキズや汚れだけでなく飲み物をこぼしたり、ペットの粗相をしたりする汚れを防げます。

ソファー全体を覆うフルカバーだけでなく、簡単に付け外しのできる1枚布タイプもあります。ソファーと似合うデザインを選べば部屋全体をおしゃれにできるので、あわせて購入を検討してください。

普段座るソファーをキレイな状態で使うためには、防水スプレーでのお手入れが大切です。使用するソファーの素材や使い勝手などに応じて最適な防水スプレーを選び、定期的にメンテナンスを行ってソファーを長く使いましょう。